松林の再生2018年02月19日 22時35分

今日は雨水。 雪が雨に変わるころです。

もう雪は降らない? いやまだまだでしょうか。


さて、舞子公園には、松林があります。

その公園を散歩中、切り株をいくつか見つけました。

この切り株は、年輪が30以上あります。

直径は30㎝以上

こちらは60以上の年輪があります。

直径は40cm以上。

ここまで育ったのに伐るのはもったいない。

とだれでも思うはず。生物をいとしく思う人は。

ところが公園の管理相談を引き受けている樹木医の河合先生のお話しによると

「木を伐るということに最初は抵抗があった。しかし林全体の活性化と再生のためには

木を伐って光を通すことが必要である。また、根元を露出する根上がりが木にとっても大

事なのだ。松には光が必要で単に木を太らせるためだけをすることが林全体にとって良い

というわけではない」

と言われたことを思い出しました。

だから、大きな松の木でも、周りの木を邪魔したり、明らかに周りの木の勢いに負けそうな木が伐られていました。


そして今後光が根元に届き風も通り抜け、気持ちの良い林となりそうです。

樹齢何十年の松の木でも今の世ではほとんど商業価値はありません。

伐られた松の木は、そのまま焼却するのは忍びないので、

陶の郷に寄付し陶器を焼く窯の燃料となるそうです。