夏は過ぎ、2017年09月11日 09時00分

お久しぶりです。

長い夏休みを終え、1月ぶりのブログ更新です。

今年の夏は散々な夏でした。

舌を噛んで、一部が、腫れ上がり1日3回の薬を塗布する日々。

どうも舌の動きが良くないから舌をかみやすいみたいです。 

もしかしたら手術かも。。。


そして、虫刺されで手が象の手みたいに腫れ上がり病院通い。

寝てる間に何かの虫に刺され、指に針を奥まで刺されるような痛みを感じたら、その後腫れ上がり一部は、紫色に変色。

お医者さんに診てもらったら、かゆみ止めと抗生物質と抗炎症剤の飲み薬を処方してもらい数日で治りました。

虫刺されはいやですね。(田舎の夜は怖い怖い。。。)


そしてもう一つ最も悲痛な出来事が。。。

この詳細は、内緒にしておきます。生死に関わるような大問題ではないし。

大騒動の夏でした。



で、これからもよろしくお願いします。



名にし負わば2017年09月13日 08時52分

田舎の山道を草木を眺めながら歩いていると、

垂れさがった木の間に小花を見つけた。


薄いとろりとしたクリーム色で、1cm位の大きさ。


はて、お茶の花に似ているけど、今頃はお茶の花は咲かない。

何の花かなと思って写真に撮り、あとで検索した。

で、名前は サネカズラ

古文の授業では必ず出てくる

名にし負(お)はば 逢坂山(あふさかやま)の さねかづら
   人に知られで くるよしもがな

           三条右大臣(25番) 『後撰集』恋・701
のサネカズラでした。

学生時代はどのようなものか疑問も抱かず、今まで全く知らなかった。

実物の可愛いこと。


花弁は堅いロウで出来た人工の花のよう。


身近に昔の人が読んだ花があったなんてこれまで知らなかったのが惜しい。

カズラというだけで、あの田舎では目の敵にされる、葛の一種と勘違いしていたのだろう。

育った田舎にこのようなものまであったなんて、ちょっと感激した。

「怖い絵」展へ2017年09月16日 09時10分

兵庫県立美術館で開催中の「怖い絵」展へ行って来ました。

この企画展は、ドイツ文学者中野京子氏の著書「怖い絵」をもとにしています。



怖い絵展と同時開催は、ビジュチューンで知られる映像作家の井上涼氏のアニメが上映されてました。

エントランスには巨大なパネルが。

目玉の「ジェーングレイの処刑」の立方体のパネルです。



また、巨大なパネルが、ホールにありました。 撮影用です。

「オデッセイに杯を差し出すキルケ―」


キルケ―の背後は鏡になってます。キルケ―は美女ですが、魔女で怖い女です。

 昼前に会場に行ったのですがすごい人だかり。平日でも終幕近いと混んでます。

特に、音声ガイドには長い列で、図録は完売でした。(予約は可能)

展示されている絵、それぞれに十分な説明が必要なので、図録は大事で、読み物としても良い。


特に気になったのはモンクの作品。特に、「マドンナ」には衝撃を受けました。

ぞっとする絵ですが美しい。 モンクは、人の心にぐさりと刺さる絵を描きますね。

モッサの作品「飽食のセイレーン」にも、美しいけどぞくっとしました。

顔につくくしさに比して、死屍累々の死体のおどろおどろしさ。

怪奇幻想小説そのままの世界です。


タザニエールの「不幸な家族(自殺)」という絵も気になりました。

貧乏な屋根裏部屋に住む母娘。一酸化炭素中毒で自殺しつつある母娘。母の目線の先には「聖母子」の絵がありました。 これもぞっとする絵でした。


そして、 圧倒するテーマ、および大きさで存在感を示した、「レディジェーングレイの処刑」

16歳でたった9日間の王座の後、処刑されたレディジェーングレイの処刑の場面の絵です。

3m四方はあろうかという大きな絵でした。

ジェーンの純白のドレスと、処刑人が持つ斧。恐ろしさが際立っていました。

特に斧がまっすぐで刃先がきらりと光っているのには見ていてもたまりません。

見ていても背筋にぞっと恐怖を感じます。


ゴヤのエッチングなどじっくり見たかったのですが、何せ人だかりがすごくてできませんでした。

多分東京会場でも満員になると思います。

人の興味は、幸せより恐怖を垣間見ること。 まさに。

あと開催は今日も含めて3日ですが、1度は見てほしい。そんな展覧会でした。

本で読んだとき衝撃を受けたダビッドの処刑場へ行くマリーアントワネットのスケッチは今回はありませんでした。1度は本物観たいです。

ルーブルにある「ネポレオンの戴冠」の仰々しい派手な絵を描いたダビッドは何度も転向した画家だそうです。

しかし、マリーアントワネットのスケッチには衝撃を受けますよ。!!!

台風一過2017年09月18日 10時29分

台風一過の好天です。

神戸地方は、昨夜はひどい暴風が吹き荒れました。 

台風の目が近くを通ったようです。

ベランダを眺めていると、植木鉢のオリーブの枝が大揺れ。

「ああ、室内に入れておくんだった」と、ハラハラしたのですが

オリーブの枝は、案外しなやかなようで朝までもちました。

良かった。

台風の大風は好きだけど、被害のこと聞くと心配です。

85km・hで北上中の台風18号、北海道に害ありませんように。

この速度を知ると、台風の巨大なエネルギーを感じます。


これは佐賀の郷土玩具の鳩笛です。


ちょっとばかり鳴らすことできました。

今日は敬老の日。 晴れてよかった。

イヌビワ2017年09月21日 09時26分

今夏は、晴れの日が多かったからか、果物豊作です。

夏から、もも、梨、ブドウ、イチジクと毎日食べ続けてます。

で、今朝はブドウとイチジク。

イチジクを食べながら思い出した。

実家周辺を歩いていると、これを見つけたことを。


イヌビワ

ビワと言いながら、実はイチジクと同じクワ科です。


小型のイチジク(1cmくらい)そのままで食べられるが、ビワより不味いことからイヌが付いた。

葉っぱは、ビワに似てる。 (ビワはバラ科)

子供の頃食べたことあるが、決してうまいものではない。

子度の頃からの記憶によるとこの場所にイヌビワはなかったはず。

人が減って里山も荒れて、山の木々が迫っているようだ。

ここも山に戻っていくのか。。。


最近のイチジクは、子供の頃食べたのよりずっと美味しい。

品種が違うのだろうか。。。

イチジク食べるのに今も昔も苦労する。 

皮むくと、手べたべたになるのでだいたい1/3くらいは食べずに残す。

イチジクの欠点はこれかな。