寒天できれいに(1)2018年07月06日 10時08分

雨が続いています。 ちょっと心配ですね。

さてこの大雨だった昨日は、NHKカルチャー1日講座「寒天できれい生活」に参加して来ました。
 かんてんパパの伊那食品工業の主催で「試食お土産付き」にひかれて申し込んでいたのですが、、、



大雨警報が出ていたので、キャンセルできないか電話で問い合わせ。しかし、当日は欠席扱いとのことで雨に濡れながら出かけました。

2割くらいが欠席でした。この雨では出かけるのは躊躇するのもとうぜんですよね。

さて、内容をかいつまんで報告。

これが寒天の原料。


おごのりと天草。紅藻類です。観物の改装は、潮の香りが強いですね。

この海藻を煮出して、冷却固化したものが寒天(生寒天)。

この生寒天から水分を抜いたものが寒天です。


棒寒天、糸寒天が本来の寒天の形状ですが、今ではフレーク状、粒状、シート状、粉状などの形で販売されています。


このもともとの寒天、できたのは400年前。参勤交代時に伏見に投宿していた島津家の殿様に出したところてんを屋外に出していたところあまりの寒さに凍結。その後凍結が溶けることにより、ところてんの水分だけ無くなり現在の糸寒天の原型が出来上がりました。

ゆえに、関西では糸寒天を使うところが多いそうです。

その寒天の製法が南諏訪地方と乾燥冷涼な風土に合っていたことから、長野で造られるようになったという。野外の乾燥工程を人手で行うのは大変な重労働であった。

しかし今は、工程を機械を使うことによりかなり軽減されている。 

今では、伊那食品でシェア60%以上。

原料の安定供給のため、インドネシア、モロッコ、韓国などに協力工場を持っているとのこと。

原料の紅藻類は、きれいな海でしか育たないので、海外に原料を求めるようになったそうです。


で、寒天の話まだまだ書きたいのでこの話続く。