つやつやの ― 2018年07月18日 13時11分
暑さまだまだ続いています。
朝から蝉の声はうっとおしく、暑さ倍増です。
そんな今日この頃、通りがかりの公園のヤブツバキにふとめをやると
大きな実がなってました。
これです。大きなものは直径4cmはあろうかというほど大きい。
その実の表面はつやつやで日の光を浴びて輝いてました。
椿の花が咲いたあとこのように大きな実がなり、これがはじけると10月ごろ硬い茶色い種が出てきます。
これから椿油が取れるのです。
椿油は、ヤブツバキとさざんかからしか取れません。
園芸種の椿は実がならない。だから、栽培種が多い街中ではなかなか椿の実を見ないわけ。
山茶花からも椿油取れるなんて知らなかった。山茶花の野生種に実がなるなんて初耳だもの。
おまけに椿は成長が遅い。
だから椿油は採取するののは大変で高価です。
でもこの油は良質で奈良時代にもあり、調として納めていた地方もあったのです。
中国や渤海国(7ー10世紀に存在した中国北東部ロシアにまたがる国)への土産として所望されたたと記録にあり、日本の特産品だったそうです。
中国では不老不死の妙薬とされ貴重品でした。
日本では、夜間照明用あるいは食用として主に利用されてきました。
すすが出ないそうです。
整髪用として使えば髪がつやつやになります。
この椿の実の表面のように。 葉っぱもつやつや。油分多いのかな。
黒髪には椿油がよく似合う。
お相撲さんのびんつけ油にも入ってます。
福岡でバスに乗ると、若い相撲取りさんと遭遇して、彼らが良い匂いをしていたの思い出します。なつかしいなあ。
公園内に数本あるヤブツバキは実をつけていますが、そのまま放置です。
一時椿油に興味持って絞りかたを調べたのですが、簡単に絞れるものではありませんでした。残念!
美しさと実用性もある椿。大事にせねば。
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