深まる秋2017年11月01日 22時42分

早、11月です。

10月が天候不順で雨ばかりだったせいか一気に晩秋に突入し、

読書の秋、実りの秋、スポーツの秋、文化の秋なんて、想いにふける事もなかったような。。。

ツタの葉もあっという間に葉を落としてしまいました。


残った葉っぱも色づいています。



1週間前は、こんなに美しかったツタの葉。



葉脈だけ、くっきり緑色が残っていて、まだたくさん葉っぱが枝についていました。



写真撮っておいてよかった。


この美しさは、すぐに去りゆく生き物の美。

もし残したければ、絵にでもしなければ。


「最後の一葉」のように生涯唯一の傑作になる?

希望を与える絵になる?







葉書の由来は、2017年11月05日 09時59分

公園に赤い実が鈴なりになってました。


これ迫力ある実です。
同じモチノキ科のモチノキの実と比較しても大きい。


名前はタラヨウ


雌雄の木があり、雌株の実をつけるとか。

隣にあった雄株。全く華やかさにかける!


自宅に戻ってタラヨウについて調べると、その葉っぱの裏面を傷つけると、
その部分黒変することから、文字を書いて通信手段にしたと言い、これが葉書の由来だという。

そこで葉っぱをとって来ました。 10cm位でつやつやです。



裏は,わずかに白っぽい。ペパーナイフで傷をつけて数分たつと字が見えてきました。


タラヨウと書いたのですが、きれいに描明けなかったのはご愛敬。

はっきり見えます。紙がなかったころには十分役立ったでしょう。

これが葉書のもとか。納得。

タヌキが化けるときは、葉っぱを頭の上におくけど、ありがたい呪文が書いてあったタラヨウの葉っぱだったのかも。。。 タヌキは字は読めないな。

すごく物知りになった気分です。

ドングリの背比べ?2017年11月08日 09時48分

季節がら団栗があちこちにたくさん落ちてます。

ドングリたちは、宮沢賢治の「ドングリと山猫」のドングリたちのように誰が一番偉いか騒動起こしてるのでしょうか。

気になるので、拾い集めて大きさを比べてみました。

集められたのは3種。


大きさはだいたい次のようでした。

  大:15mmx30mm

  中:12mmx20mm

  小:10mmx10mm

ついでに重さもキッチンスケールで計量。

小:0.5g、中:2g、大:4.75g

重さで10倍近く差がありました。 大きいドングリはかなり重たいですね。

中サイズのドングリはウバメガシのドングリ。

大きいものと小さいものは何のドングリかは分かりません。

大きいドングリは、落ちるときおおきなおとするだろう。 ドサッと


昔はドングリも食べられてました。今はほとんど食べられません。

栗は別として。(栗もドングリの1種です。) あ、栃の実も。

実をたくさんつけるのにもったいない気もする。


図書館に借りた本を返却するとき、本の間からドングリが転がり出ました。

「途中で拾ったドングリをバッグに入れていたのを忘れてた!」

「季節感じますね」と優しい言葉を司書さんにかけてもらいました。

ちょっと和みました。


で、集めたドングリはこのように、小皿に入れてます。


いくつかドングリ部屋のあちこち散らばってます。

ねこ(=^_^=)のおもちゃにされたみたい。

葉っぱ!葉っぱ!葉っぱ!2017年11月13日 22時17分

昨日は月1のガッシュ教室の日でした。

で、課題は秋にふさわしく、これ


葉っぱ葉っぱ葉っぱの嵐です。

テーブルに散らされた葉っぱを詳しく見ると、


赤い色に染まったツタ


赤と緑のまだらになった柿の葉


夏の日のこい緑色のみずみずしさはすっかり影潜めています。

そして、ナラの木(だと思う)の枯れた風合いの葉っぱ。



など様々の落葉でした。ちなみに上に乗っているのはツルウメモドキの実です。


ツルウメモドキはこちら。



枝に大量に実をつけてます。 色もオレンジやら黄色やら様々。

夏の緑一色と比べて秋の色はヴァラエティに富むこと。

花がなくても、秋にも素敵な色合いがある。

さてこの秋の満載のモチーフたち。どのように描き分けることが出来ようか。



秋のにおい2017年11月16日 09時42分

秋のにおいとして、何を思い出しますか。

松茸の独特のにおい、焼き芋のほっこり甘いにおいなど。

応援隊長は、もみ殻を燃やす目に染みるいがらっぽい匂いとか

枯葉のカサカサの鼻に来る干からびた葉っぱのにおいなど思い出します。


散歩中そこはかとなく濃厚な花のよい匂いを感じました。

はて何の匂い?

とさらに歩いてみると、ありました。垣根としてたくさん植えられているこれ。


ナワシログミです。


苗代が出来るころ実ることから名付けられたナワシログミ。

そうであれば秋に花をつけるのも道理

とっても可愛らしいラッパみたいな小花がたくさんつけてました。


誰にも気づかれることもないような灌木であるからこそこの花の匂いが活きているそんな気がします。

だって、いつもグミが食べられる頃には、剪定されてしまうから。

人知れず自分を主張する植物、そのはかなさ。

そして、生き残っていく植物の強さ。