オススメの本 ― 2017年12月26日 15時07分
バーゲンブックを買いました。
これです。
深読みアート美術館 ロバート・カミング著 六耀社
内容は
・800名近くの古今芸術家の芸術家の略歴や評価等のコメント
市場での取引額、オークション最高取引額(2000年頃まで)
作品のある美術館
・絵の主題解説、
・用語解説、インターネットサイト、
など、種々の情報に溢れています。
勿論、画家の作品の写真もかなり載ってます(500以上)。
で主題解説の1例はこんな風。
「錬金術師」の項目では
錬金術師は古くから存在していた。彼らの第一の、しかし達成されなかった務めは「賢者の石」と呼ばれる・・・・
など読んでもなかなかウィットに富んで面白い。
著者は、美術評論家で、クリスティーズに1時いたこともあるロバートカミング。
美術に造詣がない一般人とって、絵はなかなか評価ししづらいし、テーマもさっぱり意味が分からい。
それで、分かり易いように解説することを目指したという。
まあ、取引額を知ることだけでも絵として評価するのが一般人。なので
その点でもこの本は面白い。
この本、500ページ弱のオールカラーなのに正価2800円の半額で買いました。
こんなにいい本なのにバーゲンとはもったいないです。
如何に、今本が売れないかと愕然としました。
商店街の本屋さんもここ1年ほどで2件閉店しました。
現在の本の役割は、ただ知識をえるだけでなく他の役割もあるように思います。
知識を得ることは今ではネットでが早いでしょう。
しかし、ただ眺めることだけで本は視野を広げたり、安らぎ癒しを提供したり
著者と会話できます。
また、新しい知識との出会いもあります。
この本も著者の考えが詰まっていて面白いです。是非手に取ってみて下さい。
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